和菓子の定番、代表的な庶民派のお菓子といえば「大福」があげられますね。
餅の中にあんこをくるんだとてもシンプルで、餅の食感と、ほんのりと塩気と餡子の甘さがおいしくて、何個も食べてしまうことも。
ついつい買いすぎて、皮が硬くなってしまうこともありますが、食べきれない時の保存方法には冷凍がオススメです。
半解凍させて、アイス大福にしても、表面をこんがり焼いて中がとろける焼き福餅にしても美味しくて、アレンジが楽しいです。
大福は冷凍保存がおすすめ
大福は、その日のうちに食べるのでなければ、冷凍保存してしまった方がおいしいまま保存ができます。
真夏の高温多湿な時期は、その日のうちに食べるなら冷蔵庫に入れて保存もできますが、冷蔵庫で保存すると硬くなってしまいます。
冷蔵保存では2〜3日が一般的です。
買ってきた大福をそのまま食べるつもりで机の上に、放置しておいたら2〜3日経ってしまいお餅の部分がカチカチになってしまったことがあります。
また、冷蔵庫に入れておいたらやはり硬くなってしまって、おいしくなくなってしまったことも。
せっかくお茶うけのお菓子にするつもりだったのに、がっかり。。
食べきれなかった大福は冷凍庫で凍らせて、おいしいまま食べたい時に解凍して食べましょう。
大福を冷凍する手順
他のお菓子の保存でも言えることですが、ラップなどでぴっちりと空気を遮断してさらに密閉容器に入れて保存するのが一般的です。
②ジップロックや、タッパーのような容器で密閉保存する
③冷凍庫に保存
大福は、食べる分だけ解凍できるように、ラップして一個ずつ包装しておきましょう。
その後、冷凍庫内の匂いがついたり、空気に触れて乾燥するのを防ぐために密閉容器に保存しましょう。
冷凍した大福の日持ちは?
ただ、やはり大福はデリケートな生菓子ですので、冷凍したタイミングが遅かったり、冷凍庫の中で劣化しないとも限りませんので、なるべく早く食べましょう。
冷凍した大福を解凍
凍らせた大福は、食べる時の2〜3時間前に冷蔵庫に移動させて解凍させます。
常温で戻してしまうと、急速な温度変化で水分が出てしまいベッチャリしてしまうことがあります。
また、一度解凍させた大福をもう一度冷凍するのは、味の劣化ももちろんですが、菌が繁殖する事も考えられますので、食べ切れる分だけを解凍するようにしましょう。
また、クール便などで届いた手作りの大福などは、同封の商品案内に解凍方法やオススメの食べ方などが記載されていますので、そちらを参照して解凍してください。
食べるときに一個ずつ解凍します。
ゆっくりと温度を戻していくと、市販のアイス「雪見だいふく」のような食感で別のおいしさが楽しめます。
レンジで解凍する際
凍らせた大福を電子レンジで解凍する際には、お皿にのせた大福の表面を少し水で濡らしたら、ふんわりとラップをかけて電子レンジで10秒ほど加熱します。
やりすぎるとお餅が溶けてベタベタにお皿にくっついてしまうので、まだ固いようならさらに10秒と少しずつ調節してください。
いちご大福は冷凍できる?
今や定番で、一番人気のいちご大福は、いちごがまるごと一個入っていますが、冷凍保存することができるのでしょうか?
いちご大福を製造しているメーカーの案内をみると、基本的にいちご大福は、「10℃以下で冷蔵保存」が一般的のようです。
また、保存料などを一切使用していないものは、「常温で保存しその日のうちにお召し上がりください」というところもあります。
冷蔵保存で1日〜2日
いちご大福も、普通の大福と同じで、その日か次の日までに食べられるなら、常温保存の場合は、高温多湿を避け涼しい場所で保管して1日〜2日です。
近年の夏のように気温が高く、蒸し暑かったりする場合は、2日以内に食べるのなら硬くならないようにラップに包んで冷蔵庫に保管しましょう。
また、冷蔵保存でも長持ちするわけではなく、やはり日持ちするのは2日程度とおいしさを保ったまま長い期間の保存はできませんので、できるだけおいしいうちに、早めに食べましょう。
いちご大福の冷凍保存
いちご大福を冷凍させる場合は、生のいちごが入っていて、保存期間が長くなるほど風味や味が落ちてしまいますので、冷凍庫で凍らせて1週間ほどを目安に食べきりましょう。
いちご大福も1つずつラップにくるんで、密閉容器に入れて冷凍庫で保存します。
解凍するときは、冷蔵庫に移してゆっくり解凍しますが、完全に解凍された状態だといちごから水分が出て来やすく、水っぽくなってしまうので、解凍の様子を見て半解凍くらいのところで食べると、いちごのシャキッとした食感や餡子の冷たさなどを美味しく味わえます。
大福は焼いてもおいしい
冷蔵庫に入れて、うっかり食べ忘れて硬くなってしまった大福や、冷凍した大福を解凍したら、焼いて食べるのもおいしい食べ方です!
こんがり焼けたお餅と、とろりとしたあんこのおいしさが大好きで、わざわざ焼いて食べるために、多めに大福を買ってくることも!
表面の皮がこんがり、お餅と餡子がとろーりあつあつ。
現在の大福は、時間が経っても皮が固くならないように、求肥粉や白玉粉などをつかっていますが、もともと江戸時代には、大福の皮は餅で作られていましたので、時間が経って表面が硬くなってきたら、火であぶって食べていました。
焼き大福に向いているのは、普通の大福、よもぎ大福、豆大福などでしょうか。
フルーツ入りや、クリーム入りは焼き大福には向いていないので、気をつけましょう。
大福をトースターやフライパンで焼くとおいしい
表面が硬くなってしまった大福や、凍らせて解凍した大福をクッキングシートを敷いたオーブントースターに並べ2~3分、表面がこんがりときつね色になって柔らかくなるまで焼きます。
こんがりカリッと焼けたお餅とあんこがおいしくて、わざわざ買ってきて焼き大福にする事もあります。
食べる際に、バターを落として、シナモンを降っても別のお菓子のようになっておいしいです!
トースターがなければ、フライパンや網に乗せて、焼けてきたら表面をひっくり返して焼いても同じように美味しく焼けます。フライパンで焼く際に油は必要ありません。
焼けたお餅が膨らんで、あんこが飛び出してきても問題ありません。
香ばしいお餅と、熱いあんの甘さがマッチして何個も食べてしまいそうです。
大福を網で焼くとおいしい
大福餅の皮が硬くなってしまったら、
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