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せんべいお取り寄せ|あられやおかきの違いや歴史と由来は?

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せんべいお取り寄せ
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おせんべいは、甘いものが苦手な人も、子供からお年寄りまで好き嫌いのないお菓子として人気です。

お土産に持っていってもハズレなしの米菓には、うるち米から作られたお煎餅と、もち米から作られたあられやおかきがあります。

いつも気にせずに食べていますが、ここではおせんべい、あられやおかきの歴史や名前の由来について書いていきたいと思います。

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せんべいの歴史や由来

せんべいは日本に古くからあるとされる説、中国から渡ってきた説など、はっきりとは明示されておらず、さまざまな説があります。

縄文後期から稲作が始まったとされるので、米を潰して焼いたものや、ご飯を天日で乾かした「干しいい」など、米の保存食としての役割を担っていた食べ物がせんべいの起源ともいわれています。

唐菓子として入ってきた煎餅

飛鳥時代には仏教が日本に伝わったことにより、中国から多くの僧侶や修行僧が来日し、中国の文化や食文化ももたらされました。

7~8世紀に日本に渡ってきた初期のせんべいは、一般的に「唐菓子」(からくだもの)とされています。

 

どら
どら

お煎餅はお供え用のお菓子として入ってきたという説があるんだね。


唐菓子とは、中国(唐)から伝わった菓子のことを指し、主に小麦粉を使って生地を練り、様々な形にこねあげて油で揚げたもの、米粉を潰してせんべいのように焼いたものがあったとされます。

記録にも残っており、宮廷での行事や祭りなどで、お供え物として供された可能性があります。

中に餡を詰めたものや、長細くねじったものなどもあったとされ、のちの和菓子に影響を与えたと言われています。

せんべ
せんべ

団子や饅頭、かりんとうや、煎餅のもとになっていると言われているんだね。

 

千利休が好んだ「ふ焼き」

鎌倉時代初期に大陸から日本に持ち込まれたと言われる茶道では、茶の湯が定着します。

室町時代には「点心」という食事以外の軽食が茶席に登場し、羊羹のもとになった羹(あつもの)というスープ状の汁物が出されるなど徐々に和菓子が発展していきます。

「ふ焼き」は、茶道の茶事で使用される茶菓子の一つで、茶人の千利休(1522年-1591年)が好んだとされ、その名前が知られています。

主に餅米(もちごめ)を使って作られるもので、餅を薄く伸ばし、あぶって焼き上げたもので、刻んだくるみや味噌、砂糖や蜂蜜・きな粉などで味付けされることもあります。

どら
どら

千利休はふ焼きが大好きだったんだね。

せんべ
せんべ

おうちでもおやつに作れますね。

どちらかというとクレープのようなものかもしれませんが、この頃の茶菓子はまだ素朴なものが多く、柿や栗などの木の実、ごぼうや椎茸など煮物のようなものが並んでいました。

薄く焼いた「ふ焼き」は大変好まれたようで、千利休の茶席に何度も登場したことが記録に残っています。

江戸時代の軽焼き

「軽焼き」は、うす焼きせんべいの一種で、生地を薄く伸ばして焼き上げたお菓子です。

江戸時代の軽焼きは、庶民の間で一般的なおやつとして町の菓子屋や屋台などで手軽に購入できるため大変親しまれ、塩味だけで煮て、お吸い物にも入れたそうです。

せんべ
せんべ

今でもお煎餅をお吸い物に入れる地域がありますね!

もち米を精白して餅にし、白砂糖や塩を加えてかき餅のように伸ばしてからして焼くというもので、焼くとふくらみ軽い食感なことから「軽焼き」と名前がつき、大変流行になりました。

「せんべい」の名前の由来は?

「せんべい」という名称が、いつから始まったのかは、はっきりしていません。
地域に伝わる伝承として、いくつかの説がありますので紹介します。

人の名前「千兵衛」説

ひとつは「千兵衛」という名前の人物が関連しているという説です。

平安時代に活躍した武将・千兵衛義俊(せんべえ よしとし)が、戦場での軍需品として大量に作られたせんべいを提供していたとされています。

そのため、千兵衛が関与していたことから「せんべい」と呼ばれるようになったという説です。

江戸時代「おせんさん」説

江戸時代の日光街道の宿場町の草加宿で、茶店で団子を売っていた「おせん」と呼ばれるお婆さんが売れ残った団子を捨てていたところ、通りすがりの侍が「団子を平らに潰して焼いて売ったらどうか」と提案され、「おせん」さんの名前からついたという説があります。

 

だんご
だんご

団子を潰してお煎餅にしたのね〜。

また、仙台地方で作られたせんべいが有名であったことから、「仙台のせんべい」が短縮されて「せんべい」と呼ばれるようになったという説もあります。

これらの説は推測や伝承がもとになっていて、明確な由来はわかっておらず、地域や時代によって呼び方が異なることもあります。

しかし、「せんべい」という名称は古くから使われており、日本の伝統的なお菓子として親しまれています。

せんべいの種類

今も子供から大人まで食べられる「お煎餅」にはたくさんの種類があり、海苔が巻いてある「海苔せんべい」や「厚焼きせんべい」などのお米と醤油の香ばしい香りに惹かれて、専門店などに行くと、いろいろ選べてとても楽しいですね。

子供の頃から親しんでいる「薄焼きせんべい」、「ざらめせんべい」や「ぬれせんべい」なども一般的です。

唐辛子の辛いおせんべいや、カレーおせんべいなどは、実はたくさんファンがいる定番人気だそうです。
スーパーで買える「サラダせんべい」や「歌舞伎揚」などは子供の頃から食べている、親しまれた味ですね。

おかきやあられの由来は?

せんべいの原料はうるち米、あられやおかきはもち米からできています。

せんべい:うるち米
おかき・あられ:もち米

おかきの原料にはもち米が使われています。

おかきは平安時代に、正月に神様にお供えした鏡餅を手で欠いて(割って)干して焼き、膨らませて食べていたことから「かき餅」と名付けられました。

神聖な力が宿ると考えられていた鏡餅は、刃物で切らずに手で欠いたのですね。

せんべ
せんべ

子供のころお正月が過ぎるとお餅を揚げてもらって、おやつに食べていました。

どら
どら

鏡餅は包丁で切っちゃダメとも言われていたね。

もともとは「かき餅」 と呼ばれていましたが、室町時代から「おかき」と呼ばれるようになったといわれています。

あられの由来は?

あられは、かき餅を作る際にできたおかきの一種で、大きさが5センチ程度の大きいものをおかきと呼び、小さいものをあられと呼びます。

平安時代には「玉あられ」「あられ餅」として生産されていた記録が残っていて、あられという名前は、干した餅を炒ったときに爆ぜる様子からついたようです。

だんご
だんご

神様にお供えする鏡餅から来ているので、どちらも神聖なお菓子なのですね。

 

雛あられの由来は?

あられといえば桃の節句に欠かせない「ひなあられ」がありますが、「娘が一年を通して健やかに成長するように」という厄除けや、健康祈願の願いが込められた古からの風習として残っているようです。

あられの4色の色は、それぞれが一年の四季の色を表すとされ、菱餅の色と同じ3色の場合も、自然の力を得られるようにとの意味があります。

ひなあられは江戸時代ごろに、ひな祭りなどの行事の際に、煎った豆と米を一緒にしたものを食べるようになったとも言われます。

おかきやあられの種類

おかきとあられの種類には、昔ながらの「小鬼」「鬼あられ」「げんこつ」「海苔巻き」などたくさんあり、定番人気の「柿の種」もあられの一種です。
最近では、明太マヨやチーズ、海老や野菜のフレーバーなどの新しい味も人気です。

せんべいの歴史まとめ

日本古来の米のお菓子「お煎餅」と「あられやおかき」の、歴史や名前の由来について見てきました。

「お煎餅」はうるち米から、「あられやおかき」はもち米からと作られるものと、原材料が違うものなのですね。

お米を焼いたり揚げたりして作った日常的に食べているおせんべいですが、歴史を辿るといろいろなことが見えてきて面白いですね。

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