人気のお取り寄せスイーツには洋菓子も和菓子もたくさんの種類があり、日本各地の特産品や伝統的なお菓子の味を自宅で楽しむことができます。
旅行先で食べた美味しいスイーツをもう一度食べたいときに、お取り寄せできるのは嬉しいですね!
洋菓子・和菓子ともにたくさんの種類のお菓子がありますが、どのように分類分けされているのか知っておくと、どのくらい日持ちするのか知りたいときの目安にもなるんです。
ここではお取り寄せスイーツを、大まかにどう分けているかについて見ていきましょう。
お取り寄せスイーツの種類と分類とは?
この記事でご紹介するのは、代表的なお取り寄せスイーツの種類と、水分量による分類です。
お菓子の賞味期限は、水分量によって変わり、水分量が多いほど微生物が繁殖しやすいため賞味期限が短くなり、少なくなれば長くなります。
だからクリームをたっぷり使っていると賞味期限が短くなるんだね〜!
また、長持ちさせるために大量の塩や砂糖を使うことで、微生物の繁殖を抑えることができます。
お漬物やジャム、砂糖漬けの果物などの保存食がそうですね。
ここでは洋菓子(生菓子)、焼き菓子、チョコレート、和菓子(生菓子)、和菓子 (半生菓子・干菓子)、お煎餅・パンで分類しています。
お取り寄せスイーツ 洋菓子(生菓子)
お取り寄せスイーツの中でも生菓子と呼ばれる洋菓子は、水分量が30パーセントと多いため賞味期限が短く、ほとんどはその日のうちに食べることを前提に作られています。
バターや生クリーム、カスタードクリームなどがたっぷり使われ、しっとりとした食感なのが特徴です。
水分量が30%以上
バター、生クリーム、カスタードクリーム、フルーツを多く使用している。
・スポンジケーキ・パイ・タルト・ロールケーキ・シュークリーム・ワッフル・パンケーキ・プリン・ゼリーなど
スポンジケーキ類
洋生菓子の定番のケーキは、バターや生クリームなどをたっぷりと使用されていて、フレッシュなフルーツを使っているものなど水分量が多いため生菓子に分類されます。
スポンジケーキやチーズケーキ、チョコレートケーキ、ショートケーキなどたくさんの種類があり、季節限定のフレーバーやデザインのケーキも人気があります。
タルトやパイ
アップルパイやブルーベリータルトなど、季節や地域によってさまざまな種類のタルトやパイは、サクサクとしたパイ生地に季節のフルーツやクリームをたっぷり使い、果実の酸味と甘さのバランスのいい美しいものが人気です。
特にアップルパイは、作られる地域によって材料の分量やボリュームなどのオリジナルのレシピがある伝統的なお菓子です。
タルトやパイはクリームやフルーツをたくさん使っているから、生菓子に入るんだね。
中世のタルトは干したイチジクや、ブドウなどのフルーツを乗せて焼いたものが人気のタルトでした。
卵とチーズクリームを生地に乗せて焼いたもの、カスタードクリームを詰めて砂糖と砕いたアーモンドをかけたものなど、さまざまなバリエーションが愛されてきました。
シュークリームやエクレア
シュークリームやエクレアは「シュー菓子」に分類されますが、焼いた生地の空洞の中にバニラクリームやカスタードクリームがたっぷり詰められていて、水分量が多いものは生菓子に入ります。
シュークリームはキャベツの形に似ているため、フランス語でキャベツという意味の「シュー」が名前についています。
エクレアはシュー生地を細長く焼いて、中にクリームを詰め表面にチョコレートでデコレーションされたシュー菓子です。
子供のころ、エクレアが大好きでした!!
名前のエクレールは「稲妻」の意味で、中のクリームが飛び出さないように稲妻のように早く食べるという説や、シュー生地に入った亀裂が稲妻のようだからなど、諸説あります。
プリン
プリンは、卵・牛乳・砂糖・およびバニラエッセンスを混ぜ合わせた混合液をカラメルの上に注ぎ、蒸し器やオーブンで加熱して固めるデザートです。
マイルドな口当たり、豊かな卵とバニラの風味が特徴の、甘く濃厚な味わいが人気です。
プディングの歴史は長く、パンを牛乳に浸したことを起源とするパンプディングは、中世からイギリスやエジプトやインドなどで作られてきました。
ゼリー
ゼリーはフルーツや果汁、砂糖をゼラチンや寒天で固めたデザートで、透明なゼリーの外観からフルーツの形が透けて見えるもの、果汁がたっぷり使われているものなど、冷たく冷やして食べるさわやかな味わいが人気です。
お中元など夏の贈り物には定番の商品です。
ゼラチンが19世紀に大量生産されるまで、ゼリーは上流階級だけが食べられる高級品でした。
お取り寄せスイーツ(焼き菓子)
焼き菓子は生地を焼いて作るお菓子の総称で、主にオーブンで焼いて作ります。
近年では焼き菓子と呼ばれるものは定義が広く、クッキーやビスケットなど一般的にはサクサクとした食感があるもの、ブラウニーやマドレーヌ、バウムクーヘンなど、生菓子に比べて水分量が少ないもの全般を焼き菓子と呼ぶ傾向にあります。
お取り寄せスイーツ 焼き菓子(半生菓子)
水分量が10〜30%で、賞味期限が数日間ある洋菓子を半生菓子といい、生菓子に比べると水分量が少なく、3~10日ほど日持ちすると言われていますが、なるべく早めに食べましょう。
水分量が10〜30%
ガトーショコラ・バウムクーヘン・マカロン・マロングラッセ・フルーツの砂糖漬けなど
焼き菓子と呼ばれるお菓子の幅が広いね〜。
最近では半生菓子やクッキーなどの干菓子を、まとめて焼き菓子と呼ぶことも多いみたい。
ガトーショコラ
フランス語で「焼いたチョコレート」を意味するガトーショコラは、チョコレートのケーキ全般を指しています。
日本でいう「ガトーショコラ」とは、生地にチョコレート生地とメレンゲを合わせて焼くため、ふんわりしっとりとしているのが特徴です。
一般的にガトーショコラのレシピには、カカオ含有量が50%以上のビターチョコレートを使用するため、チョコレートの濃厚で豊かな味わいを引き出すことができます。
バウムクーヘン
バウムクーヘンは木の年輪を思わせる生地の層が特徴的なドイツ発祥のお菓子で、日本では縁起物として結婚式の引き出物の定番にもなっています。
第一次世界大戦の時にドイツの菓子職人によって日本に持ち込まれ広まったと言われていますが、ドイツでの人気は日本ほど一般的ではないそうです。
えっそうなの?意外…。
洋菓子メーカーによっては、水分量が多いものも多いものもありますので、購入時には賞味期限を確認しましょう。
マカロン
マカロンはフランス発祥の伝統的なお菓子で、外側が軽くパリっと、内側はもちもちとした食感の、アーモンド粉で作った2つのメレンゲクッキーの間にクリームなどのフィリングをはさみます。
通常、カラフルな色合いや様々なフレーバーで提供され、代表的なフレーバーにはバニラ、チョコレート、ピスタチオ、ラズベリー、レモン、ローズなどがあり、季節やイベントに応じた特別なフレーバーも登場します。
マロングラッセ
マロングラッセは、フランスの伝統的なお菓子で、栗を砂糖のシロップで煮てから砂糖でコーティングしたものです。
果物やスパイスの砂糖づけを作ることは何世紀も前から知られていて、砂糖を大量に使っているので比較的保存がきくお菓子です。マロングラッセは、高級なお菓子として知られています。
大量生産ができるようになってからクリスマスのお菓子の定番になり、お正月などの特別なイベントの時や、記念日の贈り物としても人気があります。
お取り寄せスイーツ 焼き菓子(干菓子)
お取り寄せスイーツのなかでも水分量が10%以下のものを干菓子と呼び、サクサクした食感のクッキーやサブレなどは水分量をほとんど残さずに焼き上げるため、常温保存でもおいしく、賞味期限は長く保てます。
水分量が10%以下
クッキー・サブレ・ビスケット・チョコレート・マドレーヌ・ブラウニー・ウエハース・キャンディーなど
クッキーやサブレ・ビスケット
クッキーやサブレ・ビスケットは、主に小麦粉、砂糖、バターまたはショートニング、卵を材料にして作られる焼き菓子で、オーブンで焼いたり冷凍することで作られます。
クッキーの種類や形は非常に種類が豊富で、チョコレートチップクッキーやオートミールクッキー、バタークッキーなど、さまざまな風味やテクスチャーがあります。
チョコレート
紀元前からカカオの美味しさは人々の心を魅了し、メソアメリカ、メキシコを経由してヨーロッパに広まり、現在では世界中で愛されるスイーツです。
カカオは初めは飲み物から、固形のチョコレートになったんですね。
一般的にミルクチョコレートとビターチョコレートがあり、ミルクチョコレートのミルクのコクとカカオが絶妙に調和する味わいは幅広い年代の方に人気です。
また、ビターチョコレートは高いカカオ量によって、しっかりとした味わいと深いコクを楽しめます。
様々なバリエーションがあり、フルーツを組み合わせたフルーツチョコレートは、ストロベリーやオレンジ、ラズベリーなど、フルーツの風味とチョコレートの相性は抜群です。
ナッツを使ったチョコレートも多くの方に愛され、アーモンド、ヘーゼルナッツ、ピーカンナッツなど豊富な種類のナッツが香ばしさとチョコレートの絶妙なハーモニーを作り出します。
また、ほのかな苦味と独特の香りが特徴の抹茶を使用した「抹茶チョコレート」も幅広く人気があり、和の雰囲気を感じながら、洗練された味わいを楽むことができます。
チョコレート専門店の商品や、海外の有名チョコレートブランドのショコラティエの商品は贈り物にも人気です。
お取り寄せスイーツ 和菓子(生菓子)
和菓子は、餡(あん)や和え物、砂糖漬けなどを用いて、四季折々の意匠を表現した日本独自のお菓子です。
水分量によって生菓子・半生菓子・干菓子に分類され、水分量が少ないほど日持ちしやすく、多いものは日持ちしにくいと言われます。
「生菓子」は30%の水分量を含み、代表には、桜餅、柏餅、おはぎ、団子や草餅、大福などがあります。
「生菓子」のうち、練り切りを代表とする「上生菓子」は、職人の技を生かして伝統的な意匠を凝らしたもので、お茶の席などに使われるものです。
「半生菓子」は、10~30%の水分を含むお菓子で、最中、かのこ、羊羹などが「半生菓子」に当たりますが、さまざまな形状や風味があり、季節や地域によってもバリエーションが変わります。
「干菓子」は、水分量が10%以下と少なく、1ヶ月ほど日持ちするといわれ、落雁、芋けんぴ、あられやお煎餅が干菓子」に当たります。
季節や行事によって変わる和菓子も多く、桜餅、柏餅、ひなあられなどが代表的です。
お取り寄せ 煎餅とおかき・あられ
煎餅はうるち米を粉にして水を加えて蒸し、生地を丸くして乾燥させて焼きあげた米菓で、おかきやあられは、もち米から作られてたものです。
お煎餅という名前は、明治時代に宿場町だった草加宿の「おせん婆さん」が茶店で売り出し、土産物として全国各地に広まったと言われています。
人気のお煎餅ですが、焼き煎餅・揚げ煎餅・ぬれ煎餅などの種類に分けられ、味も醤油や塩、辛いものや砂糖をまぶしたものなどさまざまなバリエーションがあります。
お取り寄せ パン
日本では、世界中で食べられている色々な種類のパンを家庭で食べることができます。
フランスの小麦粉に天然酵母、水、塩を使ったバゲットや、バタールの白いパン、ドイツの少し酸味のあるライ麦パン、イギリスのイングリッシュ・ブレックファーストやサンドイッチ用のパンなどさまざまな種類があります。
日本のパンの特徴はキメが細かく柔らかいことで、あんこを詰めたあんぱんやメロンパンやクリームパンなどの菓子パン、カレーパンやおかずを詰めたお惣菜パンなど日本独特の特徴があります。
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